Exne Kedy And The Poltergeists - Strolling Planet ’74 (LP)
¥3,500 (tax in)
SOLD OUT
※リソグラフ印刷したハンドメイドジャケットのため、1点ずつ仕上がりに個体差があります。
※LPジャケットのインクが手や持ち物に付着する可能性がございます。
※ジャケットの色は選べません。
エクスネ・ケディ。
70年代、かつてないコズミックなサウンドで世界中の人々を魅了したもののある日不意に姿を消し、今日まで一切の情報なし。2020年にリリースされた井手健介と母船のアルバム『Contact From Exne Kedy And The Poltergeists』だけが、唯一の手掛かりでした。それはまさにエクスネ・ケディの再現とも言うべきアルバムで、誰もが忘れていた「エクスネ・ケディ」をそれぞれの記憶の奥底から呼び出すような強く華やかな響きに溢れていました。そしてそこには、忘れられたものと現在とを結ぶ確かなディレクションが示されていたのでした。
それから1年。オープンリールテープに残された、1974年のワールド・ツアーの記録が発見されたのです。収録場所には「渋谷第一体育館 in Tokyo」との記載が。「ILLUSION OF ROCK ’74」と題されたそのツアーの記録からは、まさにわたしたちが74年の世界に飛び込んだかのような、新しさに満ちあふれた懐かしい未来の音が飛び出してきました。音楽は時を超える、というよりも時を行き来するデロリアンのような乗り物として、わたしたちの目の前に現れたと言ってもいいでしょう。それこそエクスネ・ケディの音楽。いつどんな時代の誰もの心に潜むかけがえのない音を拾い出し宇宙に広げる。エクスネ・ケディは音楽を奏でる主体というよりも音楽そのものであり誰もの心に入り込み、誰をも「エクスネ・ケディ」にしてしまう。そしてポルターガイストが世界中に広まっていくというわけです。そんなことを思わせる、まさに生きている音がそこには収められていたのです。
テープと同時に当時のライヴのチラシやチケットも出現。1974年という未来へ向かうチケットが、わたしたちに手渡されたと言えるでしょうか。明日のような昨日と昨日のような明日を両手に持って、音楽という時間装置に乗り込むときがやってきたのです。搭乗日は8月11日、その輝ける瞬間を多くの方と共有できたらと思っています。
(Voice Of Ghost 主宰 / 樋口)
Label : Voice Øf Ghost
https://www.youtube.com/watch?v=uqgWc36VYvo