中国でとことん日本を考える (BOOK)
¥1,760 (tax in)
著者:山本佳奈子
文庫判/並製本/160ページ/モノクロ
発行:オフショア
アジアを考える文芸誌「オフショア」発行人・山本佳奈子さんから届いた新シリーズ〈小さい本〉の1冊目は、中国滞在記『中国でとことん日本を考える 広東省佛山・千灯湖青年演劇祭見聞録』。
日中関係が冷えきった2026年の春。中国に4日間滞在し、新進気鋭の演劇祭に参加した筆者が結局そこで向き合ったのは「日本についてとことん考える」ことだったと言います。
現地で見たことや聞いたこと、それらをきっかけに考えたこと。「文化交流」とはなんなのか。国際ニュースを横目で見ながら、約一ヶ月で執筆された紀行エッセイ。
「政治とアートは別で、国家と個人も別だとはいえ、そのような筋の通らないことをやってきた国のアートを、積極的に招聘しようとしてくれたりする。これをいったいどう受け止めたらいいのだろう。」
「私が考えるように中国語が対話の言語なのだとすれば、やはり話劇を体験してみたい。言語や対話はその国の思想そのものといえるだろうし、ならば話劇を観ることは、中国の思想に直接触れることにもなるはずだ。」(本文より)
【もくじ一覧】
話をはじめるその前に
一日目(フェスティバル前夜)
二日目(フェスティバル初日)
三日目(フェスティバル二日目)
四日目(帰国の日)
【見出し一覧】あの数年間/蛙と海亀/じっとしているあなたがうらやましい/首相発言以降/交流は断たれたのか/話のはじまり/烏鎮演劇祭での後悔を/にしむら珈琲の写真に五体投地/上演はなくなったものの/香港経由、陸路で佛山へ/どの本を持っていくか/「仕事」がある/一三六八円の軽食/義工と警察官/並ぶ文明への疑問/中国の色調/微信で全てが済む/スタッフのノリ/蛙の種類/富貴到永久/どんな手を使っても稼げ/夏南ラボがある文創区/川と榕樹とウサギのカゴ/築百年以上の廟/篠田さんと会う/夏南ラボで飲むIPA/李霄雲の展覧会、ポストモダンの解釈/『戯曲・ディナー』の買い出しへ/中国での経理は経理ではない/市場を歩く篠田さん/魚屋にて/紙銭を買うまなざし/お化け屋敷と政治のノイズ/即興詩の文化/想起した「戯劇新生活」/アイスブレイクなんていらない/西紅柿炒鶏蛋は泡泡させる/キャッチボールの言語/孟京輝はインディペンデントか/デジタルでオートマチック/ピンク、粉紅色/老虎上樹、地球制衣、レコード、グラフィティ/韓国人か?/シリアスと認真/話劇を観るか、パフォーマンス劇を観るか/『一只猿的報告』と『夏南居室系列』を観る/中国の天狗/公共トイレ、チケット代/香港緑葉劇団『爸爸』をどう観るか/ハイコンテクストやめましょう/力不足に恐縮する/食品安全四字歌、あの豆漿/国内の演劇批評




