Yeah Yeah Yeahs - Cool It Down (LTD. Opaque Yellow LP)
¥3,949 (tax in)
SOLD OUT
NYの3人組、Yeah Yeah Yeahsのおよそ10年ぶりのアルバム。
2000年にNYで結成され、燃えるようなアート・パンクで時代を風靡したかれら。フロントウーマンのカレン・Oの存在は世代を超えて、Japanese BreakfastやThe Linda Lindas、春ねむりなどアジア系の女性アーティストにも影響を与えてきました。そんなYeah Yeah Yeahsが3人揃ってバンド活動を再開。「Fever To Tell(=伝える情熱)が戻ってきた」という1stアルバムのタイトルを引用したコメントとともに復活を発表したときは、胸が熱くなりました。
Perfume Geniusが客演で参加し、SSIONがMVの監督を手がけた人選的にも音楽的にもグラムでDavid Bowieにも通じるアンセム"Spitting Off the Edge of the World"にはじまり、A面ラストの"Fleez"ではESGをサンプリングしながら、リリックでもESGへの愛を高らかに宣言するファンキーなポストパンクを披露。ここまででもう最高な気持ちで満たされるのですが、レコードを裏返した後に続く"Burning"が、青くダークな炎を放つソウルフルな名曲。「世界が火に包まれても、人生で最も大切なものを守るためにできる限りのことをしてほしい」という想いを込めて歌うカレン・Oのヴォーカルは10年前より深みを増し、シックな響きをたたえてブルージーに響きます。
当初から強調していた「同じことを(複数のアルバムで)繰り返し表現することは絶対に避けたい」という信念は健在。自分たちのバックボーンに忠実でありながら過去の焼き直しをするのではなく、流行に乗っかるでもなく、理想的な形でバンドの音を更新したアルバムです。
Label : Secretly Canadian
https://www.youtube.com/watch?v=vSffKUyr0lk
https://www.youtube.com/watch?v=ckM_TklU_AQ